雑誌やテレビでよく耳にするようになった「腸内フローラ」。
腸内フローラのバランスがいいと便秘だけでなく髪やお肌、健康も改善されるんです。
例えば便秘歴40年の芸能人、松本明子さん。
物ごころついた時から浣腸を使っていたそうで、アイドル時代の便通は10日に1回。
その後、便秘が解消されたことで花粉症・冷え性・肩こり・肌荒れ・ぽっこりおなか・更年期障害などが改善したと話題にもなりました。
また、「主治医が見つかる診療所」に出演した腸の専門医田中医師によると、腸を改善するとほとんどの病気が治るそうで、産後うつや更年期によるうつ症状の患者さんを治療し改善へと導きました。
第二の心臓とも言われる腸は、このように私達の体のいろいろなところに影響を与え、腸内環境を整えてあげることで体の不調を改善してくれることが最新の研究からわかってきているんですよ(*^^*)
腸が汚れていると体の中で有害物質が発生する
血液の質は腸で決まると言われています。
(食べたものが胃で消化され、小腸で消化吸収されるので血液の栄養レベルが決まる)
でも、せっかくきれいな血液が作られても大腸の状態が悪いと=便秘だと意味がないんです。
便秘はアンモニア・インドール・スカトールなどの有害物質や、
胃がんの元凶にもなる「ニトロソアミン」という発がん物質を作ると言われています。
だから、いい血液を作るには腸の汚れは禁物なんです。
血液が汚いと髪にも栄養が届かない
血液がサラサラだと全身にくまなくいきわたり、髪や皮膚・爪などに必要な栄養や酵素を届けてくれますが、逆にドロドロしていると血流も悪く栄養や酵素も不十分になってしまいます。それが慢性化してしまうと体のあちこちに不調を起こしやすくなってしまいます。
例えば、
- 免疫力の低下によって風邪を引きやすくなったり
- 肌のターンオーバーがうまくいかずに吹き出物などの肌荒れを起こしたり
- 末端部にまで血液が届かず冷え性が悪化したり
- 高血圧や動脈硬化などの生活習慣病につながったり
- 必要な栄養が不足しがちになり老化が早まったり
などのトラブルを起こしやすくなります。
もちろん、皮膚の一部である髪にも同じことが言えます。
ではどうしたら腸の環境が良くなりきれいな血液が作られるんでしょうか。
腸内フローラのバランスがいいと健康な髪や肌になる
冒頭でも触れた腸内flora(フローラ)。フローラ=お花畑。
腸内にいるたくさんの細菌が、
その種類ごとにびっしりと集団を作って並んでいることからそう呼ばれるようになりました。
腸内細菌には、
善玉菌、悪玉菌ともう一つ。日和見(ひよりみ)菌と呼ばれる菌がありますが、
日和見菌とは、善玉でも悪玉でもなく、その時の体の状態によって善玉になったり悪玉になったりします。
そして、善玉菌:悪玉菌:日和見菌が2:1:7のバランスが望ましいと言われています。
中立の立場の日和見菌が善玉菌に味方してくれるような腸内環境にすることが大事なんです。
ちなみに!自宅で尿を採るだけで簡単に腸内環境チェックができるキットもあるので、気になる方はチェックしてみるといいと思います(*^^*)