紫外線は皮膚だけに影響があるって思ってませんか?
実は、髪や頭皮も紫外線によるダメージを受けてるんです。
夏バテっていう言葉がありますけど、
バテるのは体だけじゃないんです。
そう、髪もバテます。=髪バテ。
紫外線に髪がさらされると、
毛の内部を保護するキューティクルがはがれて枝毛や切れ毛になったり、ツヤがなくなったり、パサついたり、
さらに、メラニンが分解されて髪の色が変色してしまうんです。
でもよく考えてみると、
普段の生活で髪や頭皮へのダメージを感じたことってなくないですか?
皮膚は紫外線によってほてったり、
ヒリヒリしたりするといった即効性のダメージがあるのでわかりやすいですが、
髪や頭皮はカラーリングやパーマなどから起こるダメージとの区別もつきにくく、
紫外線によるダメージに気付きにくいからなんです。
Contents
ダメージを受けた髪は肌のように再生しない
髪は皮膚と違って再生能力がないため、その髪を切らない限り、
髪へのダメージが溜め込まれたままになります。
その結果として、
- 艶がなくなる
- パサついて指どおりが悪くなる
- 枝毛・切毛になる
という現象がおきます。
また、最近では当たり前になったヘアカラーですが、
繰り返すことで髪のメラニンが減少することがわかっています。
また、紫外線を浴びることでヘアカラー色素の分解が早まるのでモチも悪くなります。
特にカラーリング後の1週間は髪がアルカリ性になっていて、
キューティクルが開きやすい状態になっているので、紫外線対策は怠らないよう注意が必要です。
紫外線対策のポイント
頭頂部や分け目は日焼けをしやすい部分です。
紫外線に当たらないように、外出の際は帽子や日傘を使いましょう。
帽子を長時間かぶっていると、
頭皮が蒸れて常在菌が繁殖してしまう可能性もあるので、
できるだけ通気性のよいものを選ぶのがポイントです。
また、海に出かける際に気を付けて欲しいのが海水。
髪が海水につくと浸透圧の影響で髪がパサつきます。
できれば海に髪の毛が触れないようにし、
触れたら早めに洗いましょう。
紫外線は晴れの日だけじゃない!
よく晴れた日はバッチリ紫外線対策をするかと思いますが、
紫外線は曇りの日でも60~80%は降り注いでいます。
紫外線量が一番多い時間帯は?
10時から14時の間が多く、1日の紫外線量の約60%を占めていると言われています。
一度ダメージを受けてしまった髪は元に戻りませんが、
これから生えてくる髪の為にもしっかりケアしていきましょう。