産後クライシスで夫に限界を感じていますか?
私も、産後すぐは、「なんでこんなこともできないのか?」と不満ばかり抱えていました。
今思い出してみると、すごく小さいことにもどうしてあんなにイライラしていたのかなぁという気持ちですが、
当時は当時で、苦しくて子育ても夫にもイライラMAXの日々でした。
そもそも産後クライシスって?
産後クライシスとは、
産後から2~3年の間に夫婦仲が悪くなるという現象で、2012年にNHKが提唱した言葉。引用元:ウィキペディア
厚生労働省の全国母子世帯等調査によると、
子育て世帯の離婚件数は、0~2才の産後間もない家庭が圧倒的に多いことがわかっています。
この時期って、ちょっとしたことでイライラしやすいんですよね。
手伝ってくれても、下手だったりするとついキツイ言葉をかけてしまったり、
夜泣きに協力的じゃないとイライラした態度で接したり・・・
頭では夫がうまくできないのはわかってるんですけど、つい感情的になっちゃうんですよね(^^;)
産後のイライラは母親の体内で分泌されるホルモンが原因だった!
先日NHKスペシャルで母親特集をしていたんですが、その内容があまりにも良かったのでシェアしたいと思います。
妻が夫にイライラする理由を最新科学で解明する内容のもので、
出産後に分泌されるあるホルモンが、イライラの原因を引き起こしてることがわかってきたんだそうです。
そのホルモンというのがオキシトシン。
このオキシトシンには筋肉を収縮させる作用があります。
- 赤ちゃんを産む時に子宮を収縮させて出産を促す
- 授乳の際に乳腺を収縮させおっぱいの分泌を促す
そしてもう一つの作用が、
母親の脳に直接働きかけ赤ちゃんや夫への愛情を深める作用。
こういった作用からオキシトシンは別名「愛情ホルモン」と呼ばれることもあるんです。
それじゃ、夫にイライラしたりすることがないんじゃないの?
って思いますよね。
それが、このオキシトシンには2つの両極端の作用があることがラットと人間での実験によって明らかにされたんです。
それは愛情と同時に攻撃性も高める作用があるということ。
つまり、相手から少しでも心地よいものが与えられると、オキシトシンの働きで強められ愛情が強まるのに対して、逆に少しでも不快なストレスが与えられると攻撃的になる。
このことから、例え夫であっても育児に非協力的だと攻撃の対象になり、
夫婦関係の破綻(離婚)を招くこともあるんだそうです。
なるほどな~と思いましたね。
女性はホルモンに作用されるというのは耳にしたことはあったけど、
やっぱりそうだったんだ!というのがよくわかりました。
イライラの気持ちをちょっとでも軽くするには?
番組内では育児中の母親に1日中心拍計をつけてストレスの状態を調べる実験をしていました。
結果は、家事や育児で心が休まる時間は少なく常にストレスの状態だったんですが、
その中でも一時的にリラックスしていた時間帯が、
- 授乳の時間
- 夫との会話の時間
夫が妻とちゃんと向き合い、妻の気持ちに寄り添う形で話を聞いていたんですよね。
その会話が、具体的に何かの問題を解決するとか、いいアドバイスでなくても、
話が受け入れられたと感じるだけでリラックス効果があるんだそうです。
女性はしゃべる生き物とはよく言いますが(笑)、
私も同じで、一番のストレス発散はやっぱり不安や悩みを誰かに聞いてもらうこと。
かといって夫には何かいいアドバイスは最初から期待してはいないのですが(^^;)
それでも、言わないままでいるとあれもこれもと爆発寸前になったり、
ちょっとしたことで大きく怒ってしまったりと、言うのと言わないのとでは全然違います。
それは子供がちょっと大きくなった今でも同じ。
パートナーである夫がそういう存在でいてくれるのが理想的だけど、
なかなか難しいという方は、実の母親だったり、友人だったり、
また、自治体の子育て相談も今は利用しやすくなってきたので是非活用してみてください。
ちなみに、NHKスペシャルではたまにこういったなるほど!と思う番組を放送しているので、たまに番組表をチェックされることをおすすめしますよ(*^^*)
できれば夫にも見せて私達女性をもっと理解してもらいましょう。